ベースでアドリブソロ弾けるくん(2) Sunnyから学ぶ…

ベースでアドリブソロ弾けるくん(1)に続いて、(2)も引っ越しました。
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僕の記事、「ベースでアドリブソロ弾けるくん」シリーズですが、たくさんの人が気にして読んでいってくれてるみたいなので、そのままパート2も書きます。皆さんのおかげです。

今回はコードが進行してる曲で。僕の苦手な曲、「Sunny」のチェンジでベースソロ考えてみます。いつも頭をPat Martino先生の超絶ソロがよぎって、16部音符でイキっているとうまくいかなくなるし、ロングフレーズのストックがなくなって死亡します。

これが邪念です。

8部音符で無難にやりましょう。以下がSunnyのチェンジです。

前回と違って、ドミナントモーションがあります。

ドミナントモーションが2種類あります。マイナーコードに向かうもの、メジャーコードに向かうものです。

ということで、iフレーズも2種類用意したいです。i(いち)フレーズと、im(いちマイナー)フレーズ。なんとなく分かってるかもしれませんが、Am7にimフレーズが、FM7にiフレーズが入ります。

ベーシストがラインを作るときならば、Am7はエオリアンスケールで、FM7にメジャースケール。てな感じです。が、またもそんなことは考えずに。マイナー系フレーズ、メジャー系フレーズを考えます。先にimから。

※この曲はキーがC(Am)と、Fの2つ入れ替わります。つまり転調します。

簡単なのでOK。

それぞれ、iフレーズを弾きたい、狙い目を決めましょう。

こうですよね。そこに、imフレーズを入れていきましょう。

練習なので、全部同じやつにしときます。

今度は、vフレーズ。覚えてますか。前説でしたね。狙い目はここです。

Am7に向かう、E7の部分にvフレーズを入れていきましょう。今回は擬似ドミナントではなくて、モノホンのドミナントセブンスのコードがあります。そこのコードから、1,3,5度の音を拝借します。

今回はテンポ90くらいで、暗記するまで練習しましょう。弾きましょう。空白が多いって?休むのも練習。弾けるようになったら、だんだんテンポを上げていきましょう。ぼくは4くらいずつ上げていったりしています。

そしたら、今度はメジャーの部分にもiフレーズを入れます。

やはり死ぬほど簡単なフレーズにします。その後、iフレーズにつながる、前説を加えましょう。

ルートの音を2回弾いただけですが、組み合わせると成立しています。さあ、ここでもテンポ90ぐらいで何回も何回も弾きます。そして、このコード進行、全然複雑ではないので暗記してください。楽譜を見ないでAmとFを狙うイメージで弾きます。

そして、このimフレースやiフレーズのバリエーションを増やして毎度違うものに差し替えたりすると、ソロを奏でて行けるという寸法です。

あと、まだ教えていない部分がありますよね。Bb7。これ。これ、セカンダリードミナントだとすると、「なんでEbに向かってないだよ」ってなります。ここは、サブドミナントマイナーの代理コードです。

「サブドミナントマイナー」聞いたことありますよね。キーから数えて、4度のコードがマイナーになってるやつです。この曲のメジャーキーがCなので、その4度はF。が、Fmになって。その代理コードでBb7が入ってます。ということで、Fmを下るフレーズを入れました。そして、B-7(b5)に向かって、1度と3度の音でフレーズを作りました。

おお〜。楽譜をみるとなんかソロ作った感がでてますね。でもこれ練習用で同じこと繰り返してるだけですから。ダサダサです。

しかし、ダサさをこらえて暗記するまで弾きまくってください。マイナーへの流れ、メジャーへの流れ、サブドミナントマイナーからの流れを感じて弾くのです。

そしたら、それぞれのフレーズはそのままに、飾り付けを行いました。

装飾によってダサさが若干緩和されているので、原型がどんな風に残っているのか確かめながら弾きまくってください。Bb7が綺麗にB-7(b5)につながると、ソロ弾けてる感があって気持ちいいですね。

midiで打ち込んだデモ演奏です。こんな感じになります。演奏はアウフタクト、vフレーズから始まってます。

反復練習をしながら、違うフレーズに差し替えたりしてバリエーションを増やします。あと、この曲、Am部分も、F部分も、両方Amペンタでフレーズ作ることも可能です。平行調で実質転調してないようなものなので。

しかし、後ろで変化するルートがないのにずーと同じAmペンタのフレーズを演奏していると、コードチェンジが表現できずに「なんか同じことずっとやってる」くらいにしか聞いてもらえないです。ウワモノ楽器の特権くらいに思っていたほうがいいですね。

8部音符に慣れてきたら、16部音符でフレージングしてみますか。Pat Martino先生みたいに。本物を聞いてモチベーションを上げましょう。神かよ。いたるところにブルースフィーリングの飾り付けと、クロマチックが効いててかっこいい。

以上です。

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